今回は、独占禁止法を勉強しようということで、不公正な取引方法のうち不当対価について見てみたいと思います。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 不当対価のグループ 不当対価には、法定類型と告示類型の両方があります。 大きく分けて、不当廉売(=不当に安く売る)と不当価格購入(=不当に高く買う)があります。全体像は以下のようになります。 「不当対価」のグループ(6号ロ参照) 行為類型細分類法定類型(法2条9項)告示類型(一般指定)公正競争阻害性不当廉売継続して、供給に要す ...