法務転職

【弁護士の転職】職務経歴書の書き方④|採用側から見た景色

著作者:DCStudio/出典:Freepik

今回は、弁護士の転職ということで、職務経歴書を採用側から見たときの話について書いてみたいと思います。

職務経歴書の書き方について、当ブログでは、

①内容面
②形式面
③注意点
④採用側から見た景色

の4つの記事に分けて解説しています。

本記事は、4つめの、④採用側から見た景色についてです。

採用側から見た景色ー思ったより採用側も苦労している

今回は、採用側から見た景色なので、職務経歴書の書き方というより、見られ方というか、どんな風に扱われているか、です。

結構大量に見ている

採用側は、思ったより大量に職務経歴書を見ています。

面接に至るまでに、かなりの数の職務経歴書を見ていますし、採用に至るまでには、かなりの数の面接をしています。こんなに手数が多くかかっているとは思いませんでした。「思ったより大量」とか、「かなりの数」とか、すべて管理人基準ですが(汗)。

実は、採用活動は、やる側にとっても実はそこそこ負担です。けっこう時間とられます。

当然、自分が面接に至るまでにも、かなりの数の職務経歴書が見られ、自分が採用に至るまでにも、かなりの数の人と面接しているわけです。そう思うとなんだか感慨深かったですね。当たり前といえば当たり前ですが、正直、あまり考えたことがなかったです。

ちなみに、書類がパスして面接するときは、採用側も、いい人だったらいいなあ…という期待感を、多かれ少なかれ持って面接に行っています。多かれ少なかれ、というのは、やはり職歴によって期待感の大小は違うからです。

この人けっこうズバリなんじゃないのか!?みたいな人から、どうしようかな、でも一度会って話聞いてみるか…みたいな人まで、温度感には幅があります。

精度は、ポイントを押さえて見ているような感じ

上記のように、書類選考にせよ面接にせよ、かなりの数をこなしながら候補者を抽出しているので(当然平常業務もある)、職務経歴書を読む精度は、ひとつひとつをよく読みするのは難しいです。

ポイントは押さえるようにして粛々と見ていっているような感じ。ただ、これは管理人の読み方なので、他の人はわかりません。どんな風に読んでる?とか話したことないので。

それでも、ある程度の人数の会社であれば、面接予定のメンバー、つまり複数人で読んでいるので、採用側トータルとしては、そこそこの精度で全体を見ていることになるのではと思います。

何人かで見ていると、(会社にとって)良いところ悪いところの拾い出しは、そんなに漏れてないような気がします。それぞれがそれぞれの流儀、目線で見ますので。

いい人は意外といない

自分が応募者のときは、自分に合う会社に入りたい、と思うものですが、これは需要側も一緒で、いい人に来てもらいたい、と思っています(当たり前か…)。

ただ、こんなに採用側も苦労しているとは思っていませんでした。つまり、採用側でも相性いい人を見つけるのは相当難しいです。

転職市場の状況にもよるでしょうが、良い巡り会いを求めて苦労しているのは採用側も一緒、ということです。

【期待したけど、面談してみるとちょっと違ったわ… → 次の人どうだろう??(ワクワク) → 残念、この人も違ったわ… → (くり返し)】みたいなループ感あります。

管理人が応募者のときはずっと、採用側は当然立ち位置的に強者じゃん、選ぶ側じゃん、面接する側ってストレスなさそうでいいよね、と思っていましたが、採用側も意外と苦労していました。世の中そういうもんなんですね(それぞれにお悩みがある)。

結び

今回は短い記事で終わりました。

何度かの応募者側としての経験と、採用側としての経験を両方してみると、身も蓋もない話ですが、なんというか、頑張りや工夫は大事なんだけど、結局運もあるな、という感じもします。

職務経歴書の書き方については、本記事で終わりになります。

次の記事は、面接の準備として、「転職の一貫性」(転職ストーリー)の言語化について書いています。

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【弁護士の転職】面接の準備①|「転職の一貫性」を言語化する

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[注記]
本記事は管理人の私見であり、管理人の所属するいかなる団体の意見でもありません。また、正確な内容になるよう努めておりますが、誤った情報や最新でない情報になることがあります。具体的な問題については、適宜お近くの弁護士等にご相談等をご検討ください。本記事の内容によって生じたいかなる損害等についても一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

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