今回は、自分の転職活動の2回目のときのことを思い出して書いてみたい。
2回目のときは、一般型の転職エージェントにも登録して活動したりしたので、転職エージェント選びで何かの参考になれれば、と思う。
(以下、便宜上、自分の最初の転職活動のことをFase1、2回目の転職活動のことをFase2といいます。)
▽なお、Fase1の頃の転職活動についてはこちら
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【独断と偏見】あえて2択!弁護士転職のエージェント選び|転職のFase1(分野特化型エージェント)
続きを見る
ちなみに、管理人の場合は、インハウスローヤーになってから3年ぐらいで、そのまま行くか、もう一度転職するかを考えた。その段階で選択肢を見るために2回目の転職活動を行ったのだが、これが自分の転職活動のFase2だった。
分野特化型エージェントと一般型エージェント
Fase2では、エージェント登録についても、分野特化型の転職エージェントだけではなく、一般型の転職エージェント(といっても、それぞれに強みとか違いはあるのだが)も加えてみた。リクルート、JAC、パソナなど。
一覧にするとこんな感じですかね。
エージェントサービス | 備考(各社HPに書かれている特徴など) | |
分野特化型 | MS-Japan | 管理部門・士業特化型エージェント |
C&Rリーガル・エージェンシー | 弁護士、法律事務所の転職相談・求人情報 | |
弁護士ドットコムキャリア | 弁護士転職エージェント。士業メディア運営で培った独自のネットワーク | |
一般型 | リクルートエージェント | ここはもはや”いわずもがな”の転職エージェント |
JAC Recruitment | ミドル、マネジメント、グローバルビジネス | |
パソナキャリア | 人材派遣領域で業界大手の『パソナ』が運営 |
※ ここでいう「一般型」というのは、法律系特化型ではない、という意味です
※ 他にももちろんありますので、お好みでググってみてください。たとえば、分野特化型ならアットリーガルやジュリナビなどもありますし、一般型ならdoda(デューダ)、エン転職、マイナビエージェントなどもあります
※ 並び順は管理人が知った順で、オススメ度等の意味はありません。また、弁護士ドットコムは管理人はまだ利用経験がありません
で、結局利用してみて思ったのは、一般型のエージェントも分野特化型のエージェントと、そんなに大きくは変わらないのかな、と。分野特化型の方が、業界的な話がエージェントと通じやすいというのはあるけど、「応募先企業の紹介→応募→面接日時調整」といった基本的な流れは同じかなと思う(当然といえば当然なんですが)。
なんというか基本的な動作は同じで、案件のデータベースが違うという感じかな?という印象だった。
場慣れの違い
また、Fase2の段階では、転職活動にずいぶん慣れてきた。
Fase1では、その頃の印象を思い出してみると、とにかく贅沢を言わない、キチキチ・ハキハキ真面目に答える、という感じで、面接官をゆっくり眺める余裕もないという感じだった。
しかし、Fase2では、なんというか場慣れしてきたので、相手を観察する余裕も出てきた。面接にFAQが必要ということもわかっているので、質問のうち半分ぐらいはデフォルトで答えられる。
▽面接のためのFAQについてはこちら
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【弁護士の転職】面接の準備②|FAQ(想定問答)の準備
続きを見る
受け答えの一貫性、ストーリーというものを話すのが慣れてくる。実際、面接を通じて自分の志向性が整理されていく、自己理解が進むという面もあるのだと思う。面接の受け答えの作り方も、その後の面接にも、慣れていくという感じである。
冷静に見る余裕があるというのはどういうことかというと、たとえば、会社によっては専門の人事がいないところもあって、そういうところは質問が「型」から外れていたりするので、ここは個の力に依存する会社なんだな、などという仮説も立てられる。逆に人事がいるところは、やはり質問が似通っているなー、ということも感覚としてわかるようになる。
また、面接がある程度、(言い方はよくないけれども)多少は”タヌキのばかし合い”という面もあると(お互いが)わかっている場である、ということもわかってくるので、なんだか多少は大人になったのかなという気分にもなった。
ああ、面接も、お互い短い時間でそれほど多くのことがわかるわけじゃないんだな、でも、そのとき大人のやりとり・振舞いをしてるのか、ちゃんと事前に準備するべきことは準備してきているのか、仕事を一緒にできそうかなどを、受け答えの全てがありのままでなくても(多少加工がされたものであっても)、そういうところをきっちり観察してる場であるということがよくわかる。
(ちなみにそれは、後に採用側として自分が面接官の側に回るときにも、感覚として生きてくる。)
結び
いくつかの面接にいくと、役員がいきなり出てきてくれるところだったり、しかもその人がすごくいい人だったりすることもある。
そういう人と話すのは、最終的にその会社に行くわけではないとしても、たとえ人生で30分ぐらい話すだけだったとしても、後から振り返っても良い思い出(良い経験?)になるものである。個人的にはそう思う。
強いて言うなら、そこが、転職活動の少し面白いところかもしれない。いろんな会社の役員と、こんなに話せる機会というのは、時間にすると本当にちょっとだけだけど、おそらく転職活動以外にはない。しかも、若干ではあるが内部のことも話してくれるわけだから。
これが後で具体的に役に立つとか立たないとかそういうことではなく、単に興味深いというだけなんですけど(つまり、なにか具体的な実益を期待した話ではないんですが)。
このFase2の頃は、そういうことも考えるようになってました。
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