今回は、管理人の好きなおすすめの法律系ブログをざざっと一覧で紹介してみたいと思います。
もちろん、管理人の個人的好み、っていうことは前提で(汗)。また、noteのアカウントも含んでいます。
後半は「分野別編」ということで、分野に特徴がある(と管理人が思う)ものを載せています。なお、掲げた分野は管理人の主観ですので、その辺りは差し引いて考えていただければと。
おすすめの法律系ブログ/ブロガー|お気に入り編
企業法務戦士の雑感 ~Season2~
▽ 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
https://k-houmu-sensi2005.hatenablog.com/
企業法務戦士さんのブログ。やはり老舗、かつ、個人的な不動のNo1は、これかなと。
記事数が多いのでとても全部は読んでないですけど、昔からちょくちょく見させてもらってました。
主に知財と会社法を中心にエントリを書かれています(それから、ご趣味の競馬の話など)。分析が深く、長い実務経験に裏打ちされた内容で、濃い内容です。いわずもがな、って感じですけれども。
企業法務マンサバイバル
▽ 企業法務マンサバイバル / はっしー(takuji hashizume)
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/
この方も、企業法務戦士さんのような歴史のある、老舗の法務系ブロガーの方です(橋詰卓司さん)。
いまは、弁護士ドットコムで話題の「クラウドサイン」(電子署名サービス)にコミットされているようです。「サインのリ・デザイン」というメディアを運営されています。
ブログの方には、以下のような法律系ツイッタラーのまとめ記事などもあって、面白いです(2019年末頃時点)。
▽ 法律系Twitterアカウントのフォロワー数増減リスト / 企業法務マンサバイバル
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52553590.html
網羅性が完全かはちょっと私もわからないのですが、これほどまとまったものは他に知らないので、紹介してみました。法律系ツイッタラーをお探しの方は、まずこの中から探してみられてもいいかもしれません。
【追記】
2020年版はこちら↓
▽ 法律系Twitterアカウントのフォロワー数ランキング&増減率リスト 2020年版(追記) |企業法務マンサバイバル
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52573558.html
Storia法律事務所のブログ
▽ ブログ/ BLOG / STORIA法律事務所
https://storialaw.jp/blog
知財、IT系、ベンチャー系などの方面に、タイムリーなお役立ち法律情報を掲載されています。
杉浦健二弁護士は、iPadを使った法律の勉強法など、ガジェット・アプリ系の記事も書かれていて、こちらも面白いです。
▽ 法学受験生と法律実務家はすべからくiPadProを導入すべし / STORIA法律事務所
https://storialaw.jp/blog/5537
続編はnoteに書かれています↓
▽ 続・法律実務家はすべからくiPadProを導入すべし(2019年12月・iPadOS対応版)|note|杉浦健二 Kenji Sugiura
https://note.com/kenjisugiura/n/ne97fe545aebf
管理人はこれを読んでモロに影響を受け、iPadとViewerアプリとノートアプリを買いました(笑)。
やっぱりこの方面に強い人が、この業界も今後は伸びていくんだろうなと。
元弁護士・法律ライター福谷陽子のblog
▽ 元弁護士・法律ライター福谷陽子のblog
https://legalharuka.com/
以前は「ぴりか」というライターネームをブログに表示されていましたが、いまはブログの方は実名のみにしておられるようです(Twitterアカウント(@pirica8)の方は、以前は「ぴりか」を使用されていた)。
元弁護士、という珍しいポジションで書かれています。弁護士でないと「弁護士」の記載はできないことになっているので(弁護士法74条1項)、記載についてはそのへんの配慮もあるのだろうなと。
ご自身が法律系ライターという強みを活かし、メディア(媒体)やフリーランス系のための法律情報など、有益な情報を発信されています。デザインもすごい好きな感じです。
銀座図書館 -Ginza library-
▽ 銀座図書館 -Ginza library- / アイシア法律事務所 代表弁護士坂尾陽 公式ブログ
https://ginzalibrary.com/
四大ローファームのご出身のようです。主に事務所の採用活動目的で運営されているようですが、豊富な情報量・話題の豊富さは、抜きん出ていると思います。
デザイン性・メディアとしてのレベルの高さ・SNSの使い方など、今後、弁護士個人がブログ等で発信するときにもロールモデルになるようなブログだと思います。
たとえばこちらなどとても面白い記事です。
▽【閲覧不要…笑】1か月でTwitterフォロワー1000名・ブログ1万PV達成するために意識した15項目 / 銀座図書館 -Ginza library-
https://ginzalibrary.com/blogandtwitter/
上記記事内でも書かれているのですが、メディア運用の目的も、
- 採用活動目的
司法修習生や若手弁護士の間で認知を拡大し、ブランディングする - 士業に対するマーケティング・ブランディング
若手弁護士や他士業のためにマーケティングノウハウを開示し、士業マーケティングの専門家としてブランディングする - グルメ・読書
趣味に関する内容・さらには当事務所に興味がある方に人柄・好みを知って貰う
のように明確に言語化されていて、経営者としてもすごいな…と思います。
自分の独立経験などに照らすと、自分はいろいろ未達だなと思え(苦笑)、すごいブログだと思います。
Legal X Design
▽ Legal X Design 大阪で働く法務パーソンのはなし
https://legalxdesign.hatenablog.com/
管理人的にはイラストと文体が管理人の超好みで(どストライク)、見つけた当時は一気にランキング入りしました(笑)。
電子契約に関する連載記事があって、「電子契約 仕組み」などでSEO上位表示されていました。ほかにも法務系の話題が幅広く、豊富です。
▽ 電子契約のしくみ / Legal X Design
https://legalxdesign.hatenablog.com/entry/2020/03/19/080000
管理職をやっておられるようです(内容から察するに)。有名な方なのかなあ(管理人が知らなかっただけかも)。
分野別編
個人情報分野
思い出したいことがある / 世古修平
▽ 思い出したいことがある / 世古修平
https://www.seko-law.com/
プライバシーや個人情報、情報セキュリティ等の領域で、専門性の高い記事を書かれています。LINEで、Privacy Counselというポジションで働いておられたようです。
また、”弁護士の新しい働き方”という観点の記事も書かれていて、以下の記事も面白いです。
▽ 弁護士として(副業で)開業することになりました / 思い出したいことがある
https://www.seko-law.com/entry/inhouse_hub
職歴も、セキュリティコンサルタント(というコンサル)とのハイブリッドだそうで、以下のサイトに、インタビュー記事がまとめられています。
▽ 【転職ストーリー】世古さんのケース / 法務の転職を、もっと便利に 法務の転職
https://houmu-tenshoku.com/story-seko/
知財分野
note|小倉秀夫
▽ note|小倉秀夫
https://note.com/benli
小倉弁護士は著作権法のコンメンタールの著者で、先日のリツイート最高裁判決などについても記事を書かれています。
本記事では、分野別/知財ということで位置づけていますが、ただ単に管理人にそのイメージが強いためでして(汗)、noteには時事問題も含めて幅広く法律的な話題に触れられています。
note|デザイナー法務小僧
▽ note|デザイナー法務小僧
https://note.com/d_kozo
noteで話題沸騰し、当時、特に以下の記事がバズっていて、Twitterの法務クラスタは、ジブリ写真での”法務大喜利“の様相を呈していましたね(笑)。
▽【弁護士から見る】ジブリ作品の写真提供の衝撃|note|デザイナー法務小僧
https://note.com/d_kozo/n/n3e5216c42885
なお、デザイナー法務小僧さんの公式HPは別にあって、運営メンバーには骨董通り法律事務所の先生もおられるようです。公式HPの方はオウンドメディアっぽい感じです。
noteはプラットフォーム自体がブログっぽい感じ(ブログとTwitterの中間感)なので、noteアカウントの方は本記事に含ませていただきました。
本人特定(開示請求)分野
note|深澤諭史
▽ note|深澤諭史
https://note.com/fukazawas
一時期からnoteを始められたようで、ブログも以前から書かれています。
出版の書籍「インターネットにおける誹謗中傷 法的対策マニュアル」は管理人も読ませてもらって、いくつか案件をこなしていました(法律事務所&インハウスで)。
弁護士ドットコムニュースの記事でも、最近よく名前を拝見する方です。
労働法分野
note|芦原一郎
▽ note|芦原一郎
https://note.com/16361341
インハウスローヤー界ではいわずもがなの有名人です。アフラック法務での定期便の試みなど、よく拝見してました。
noteでは、労働判例を読む連載のほか、経営の技法、といった記事も連載されています。労働法関連の方は、特に興味が湧く内容があるかも。
外資系インハウス分野
タラレバ法務 | 外資系インハウスの日常とキャリア
▽ タラレバ法務 | 外資系インハウスの日常とキャリア
https://drifterslaw.com/
大手法律事務所でのキャリア後、外資系インハウスをされている方のブログです。大手法律事務所での経験話もありつつ、実務に必要な英語の話題も豊富です。
ちょっとエッセイっぽい語り口調で、管理人的にはすごく好きなタイプの文体です。
note|弁護士猫
▽ note|弁護士猫
https://note.com/kojiraseaaa
こちらも大手法律事務所でのキャリア後、外資系インハウスをされている方で、金融系のようです(プロフ欄より)。
法務一般に関するプラクティスの記事もあったりするほか、フランス語の話題も豊富で、管理人的にはまた違う別世界の話を聞いているようでおもしろいです。
弁護士の転職分野
転職キャリアルール / にゃんがー
▽ 転職キャリアルール / にゃんがー
https://www.career-rule.com
外資系企業勤務の弁護士サラリーマンで、転職して法律事務所、日系企業、外資系企業などのキャリアがある(プロフ欄より)、にゃんがーさんのブログ。
全部読んでいるわけではないですし、また管理人には未体験の領域なので肌感としてはよくわからないのですが、内容もデザインも好きなブログです。
外資系インハウスの方なので、上記の外資系インハウス分野とも重なりますが、ブログタイトルのとおり主に転職系のトピックが豊富なので、転職分野という別立てにしています。
ハイレイヤー転職/外資系インハウスローヤーへの転職にご興味の方などに特にオススメかと思います。
弁護士像分野
note|弁護士ノースライムチャンネル
▽ note|弁護士ノースライムチャンネル
https://note.com/kanehitokita
弁護士ってキャラの濃い人が多いので、「こんな弁護士もいるんだ…!」というのはおもしろい弁護士の話を見聞きするといつも感じることですが、このブログでは、いろんなジャンルの弁護士にアポを取り、そのインタビュー記事を掲載されています。
分野の名前として「弁護士像」という一般的な言い方はないんですが(管理人の造語)、法人系のリーガルメディア(C&Rや弁護士ドットコムなど)でも、”弁護士の肖像”といったテーマで、活躍中の弁護士をフィーチャーしているものがありますので、そのような意味で「弁護士像」としています。
これらの法人メディアの記事もおもしろいですが、このチャンネルでは、そういったメディアでは必ずしも取り上げられないような、より個性的で尖った内容(と管理人が思うもの)も数多く連載されており、とてもおもしろいです。
結び
以上、管理人おすすめの法律系ブログ・お気に入り編&分野別編でした。また好きな感じのブログを見つけたら、随時更新していこうかなと思います。
もちろん、他にも良いブログはたくさんあります(汗)。ちなみに、おすすめ一覧を書いてくれている記事には、他にも以下のようなものがありますので(管理人の知る限り)、興味のある方はよかったら見てみてください。
参考
▽ おすすめの弁護士ブログ 一度は読んでおきたい弁護士ブログを弁護士が紹介|弁護士 雨のち晴れブログ
http://blog.livedoor.jp/kosekeito/archives/bengoshi-blog.html
▽ おすすめ企業法務系ブログ15+α選|企業法務マンサバイバル
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52321727.html
▽ 100フォロワー越えの企業法務系noteアカウント8傑|企業法務マンサバイバル
本記事では、内容がいいという点のほか、
- 内容が何かしら尖っている
- ネット上の読み物としてデザイン的にもイケてる
- 情報発信メディアとしての運用がなされている
(と管理人が思うもの)といった観点でピックアップしています。
何かの参考になれば幸いです。
関連記事として、おすすめのリーガル系メディア(法人のオウンドメディア)もまとめています。
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[注記]
本記事は管理人の私見であり、管理人の所属するいかなる団体の意見でもありません。また、正確な内容になるよう努めておりますが、誤った情報や最新でない情報になることがあります。具体的な問題については、適宜お近くの弁護士等にご相談等をご検討ください。本記事の内容によって生じたいかなる損害等についても一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。