法務転職

弁護士の転職物語②-エージェントの付き方ー

Photo by Sebastian Herrmann on Unsplash

転職するときはエージェント会社に登録する,という話を前回書いたが,エージェント会社によって担当者の付き方が違うことを補足したい。

自分が経験した中では担当者の付き方に2種類あって,

✓ 企業側に担当者がついている場合(求人案件によって担当者が決まっている)

✓ 応募者側に担当者がつく場合(求職者に1人の担当者がつく)

がある。

「企業側に担当者がついている場合」は,こちらが出した履歴書や職務経歴書を見て,求人案件の担当者からめいめい連絡がくる。

案件紹介のスピードはこちらの方が早いが,違う人をその都度相手にすることになるし,時間差でどんどん紹介のメールがくるので,対応するのが結構大変である。
(電話をもらった瞬間,この人はどの案件の人だったっけ?みたいになるが,そこで間違えるとマヌケなので,間違える訳にはいかない。)

他方,エージェント側でも一応シニアアドバイザー(求職者側につく相談役のような人)がいて,こちらの状況を把握してくれてはいるものの,トータルでこちらの状況がどうなっているのかについてはやや把握が弱い印象である。

「応募者側に担当者がつく場合」は,ちょうど逆のイメージで,距離感が近い分,トータルでこちらの状況がどうなっているのかはきちっと把握してくれている。

ただ,案件紹介のスピードはやや遅いほか,その担当者が「フィットすると考える案件」をある程度まとめて紹介してくれるという流れになるので,最初の紹介が終わったら追加があんまり無い,という印象である。

ちなみに,どちらが良い,という話ではなく,特徴の違いである。

きちんとしたエージェント会社の人ならどの人と話してもみなちゃんとしていたし,クローズできる段階(内定とれる段階)になってもそんなにゴリ押ししてくる人はいなかった。

この人今たたみかけようとしてるな!と感じることはもちろんあるが,最終的にはこちらの意思を尊重してくれた。

企業の面接で役員の人と話すのも興味深い時間だったが,こういう機会にいろいろなエージェントと話すのも,良い経験だった。

▽次の記事

弁護士の転職物語③-最も重要な質問- 

続きを見る

-法務転職