久しぶりに何も予定がない日だったので、ちょっと詳細に事前課題とか実務修習の本とか読んでみる。
・・・お、多い!!(汗)
でも何とかなるだろ(笑)。
ここで振り返ってみて、法曹になるための勉強っていうのは、徐々に訴訟に近づいていく段取りになっているのだなあと悟る。
〇第1段階(8科目):法律に携わる者にとって必要な知識・理解
六法ほか基本法の勉強。
・憲法
・行政法
・民法
・商法
・民事訴訟法
・刑法
・刑事訴訟法
・選択科目
↓
〇第2段階(3科目):訴訟に携わる者に共通して必要な知識・理解
・民事・要件事実
・民事・事実認定
・刑事・事実認定
↓
〇第3段階(5科目):各訴訟当事者それぞれにとって必要な知識・理解
・民事裁判
・民事弁護
・刑事裁判
・刑事弁護
・検察
司法試験では、
旧司法試験のときは第1段階まで、
新司法試験のときは第2段階の途中までを、
勉強することになっている。
その後は司法修習で学ぶ。
第1段階は法律に関わって働く人すべてに必要な勉強だが、第2段階以降は訴訟を舞台として働く場合に必要な勉強で、そうでなければ特に必要ではない。要するに第2段階以降は訴訟にまつわる実務の勉強であると思う。
例えば企業法務部に直接行く場合などは第1段階の勉強をしたあとは、契約書の作成とか取引のノウハウなどの法務部実務を学ぶのだろう。
エクスターンで企業で研修させていただいて感じたが、同じく法律を生業とする職業といっても、かなり訴訟実務と法務部実務は雰囲気が異なっている。
法務部で通常の業務をするのに要件事実などは必要ないと思う。
もちろんやるにこしたことはないのだろうけれど。
官庁に行く場合も同じだろうと思う。
第2段階は基本法で勉強した知識を訴訟で使えるようにカスタマイズあるいは詳細化するもので、訴訟当事者として共通に備えていなければならない素養の勉強。
第3段階は更に各訴訟当事者の立場にたった勉強。各訴訟当事者が書く書面の書式などを含むものとなる。
うまいことできてるなあ!!と変に感心。
しかし、こういう全体像を誰か早く説明してくれればいいのに。
個人的には今の段階に至ってはじめてわかった。
情報収集力がないだけか?(汗)