日記

満ちては欠ける世の中の…

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人生には、時計の針が止まってしまうときがあると思う。

何かをずっと一生懸命やっているのに、やってもやっても前に進まない。見通しも立たない。報いもない。誰かに声を掛けられることもない。

周りを見るとそういう感じの人がいるし、新聞記事等を見てもそうだろうと思う人がいるし、自分にもそういう時期があった。昔、24歳ぐらいで合格(司法試験)した友人も、「ようやく止まっていた時間が動き出した」と表現していた。その人もそれぐらいの思いで必死に勉強していたのだと思います。

また、会社を退職するときの寄せ書きに、もの凄くまじめで良い人の部長さん(となりの室)から、このような句をいただきました。

「なにごとも 満ちては欠ける世の中の 月をわが身の 慎みに見よ」

比較的短期に転身をくり返した私への、お叱り(苦笑)と激励の意味があったのだと思いますが、私にぴったりの句を送ってくださって感謝しています。止まったり進んだり、という風に置き換えれば、この句も同じことを言っているのかもしれません。

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