とある法律職

法律を手に職にしたいと思って弁護士になったが、法律って面白いと割と本気で思っている人。イソ弁、複数社でのインハウスローヤー(企業内弁護士)、独立開業など経験。運営情報はこちら

契約の一般条項

契約の一般条項|契約書の「通知方法条項」をわかりやすく解説

今回は、契約書の一般条項ということで、通知方法条項について見てみたいと思います。 契約書の最後の方に、他の一般条項と一緒に、「本契約に関する通知は、以下の宛先に対して、書面により…」といった規定が入っていることがあります。一見すると単なる連絡先のメモのように見えるかもしれませんが、これはいざという時の権利行使にもかかわる手続的なルールです。本記事では、この条項がなぜ必要なのか、実務上どのような工夫がされているのかなどをまとめています。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるもので ...

契約の一般条項

契約の一般条項|契約書の「解除条項」を基本から解説~無催告解除・解除事由の定め方など

今回は、契約の一般条項ということで、解除条項について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています 取引先が代金を支払わない、約束した目的物が引き渡されないなど、ビジネスにおいてトラブルはつきものです。そのような場合も含め、あらかじめいくつか指定した事態に陥ったときに、即座に関係を断ち切る(「もうこの会社とは取引をやめる!」と契約関係を終わらせる)ためのルールが、この解除条項です。 本記事では、なぜわざわざ契約書に書く必要があ ...

社内規程

社内規程の作り方|どの部署が何をやる?「業務分掌規程」の書き方と押さえておきたいポイント

今回は、組織規程に続いて、社内規程のうち業務分掌規程について見てみたいと思います。 業務分掌規程は、会社の中でどの部署がどんな業務を担当するのかという、組織の”横の役割分担”を明確にする規程です。それはうちの課の仕事じゃないとか、あの業務は誰がやっているのかなど、社内の混乱やお見合い(なすり合い?)を防ぐためにも、この規程は欠かせません。 本記事は、そんな業務分掌規程の作成時に押さえておきたいポイントなどについて解説します。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 業務 ...

契約の一般条項

契約の一般条項|誰が税金を払う?契約書の「公租公課条項」をわかりやすく解説

今回は、契約の一般条項ということで、公租公課条項について見てみたいと思います。 不動産の売買や事業譲渡などの契約書を見ていると、「公租公課の負担」といった項目を目にすることがありますよね。これは税金などの負担について定めた条項です。実際にどのように使われているのか、どんな点に注意してドラフトすべきかなどを見ていきましょう。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 公租公課条項は何のためにある? 公租公課条項とは、取引の対象となる物件などにかかる税金(固定資産税や都市計画 ...

契約の一般条項

契約の一般条項|契約違反による「損害賠償条項」を解説~責任の制限と拡張・直接かつ現実の損害など

今回は、契約の一般条項ということで、損害賠償条項について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています 契約違反による損害賠償条項は大体どの契約書にも書かれていますが、法律の内容と同じことを書いているだけの場合もあれば、きっちりと異なる意図をもって書かれている場合もあります。相手方から出された契約書を見るときには、こちら側にとって不利な内容になっていないか、しっかりとチェックする必要があります。 ではさっそく。なお、引用部分の ...

社内規程

社内規程の作り方|会社の骨格「組織規程」の書き方とポイントを解説~組織図もセットで

今回は、会社組織をスムーズに動かすための土台となる組織規程と、それを視覚化した組織図の作成ポイントについて見てみたいと思います。 組織規程は、企業活動の主体となる組織についての基本事項を定めたもので、重要な社内規程の一つです。取締役会や監査役会といった法律(会社法)で要求される機関以外は、組織のあり方に法的な縛りはほとんどないため、フラットな組織にするか重層的にするか、機能別か事業別かなど、その会社の性格やポリシーが色濃く反映されるのが特徴です。 それでは、さっそく作成時のポイントを見ていきましょう。なお ...

社内規程

社内規程の作り方|ガバナンスの要「監査役会規程」の書き方と押さえておきたいポイント

今回は、社内規程ということで、監査役会の円滑な運営に欠かせない監査役会規程を作成・チェックする際のポイントについて見てみたいと思います。 本記事では、日本監査役協会が公表している「監査役会規則(ひな型)」なども参考に、実務上おさえておきたいポイントを絞って解説しています。必要に応じて、自社の規程と照らし合わせながら読んでみてください。 監査役会規則(ひな型)〔令和3年7月13日版〕|日本監査役協会HP ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 監査役会規程とは 監査役会規 ...

契約の一般条項

契約の一般条項|権利義務等の「譲渡禁止条項」とは?民法改正の影響も含めて解説

今回は、契約の一般条項ということで、権利義務等の譲渡禁止条項について見てみたいと思います。 譲渡禁止条項も契約書の最後の方に書かれていることが多い典型的な一般条項ですが、本記事では、この条項の基本的な内容から、かなり大きな影響があった民法改正のポイント、その他実務上の工夫などを解説します。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 譲渡禁止条項とは 譲渡禁止条項とは、契約で発生した権利や義務、あるいは契約の当事者としての地位を、相手方の事前の承諾なく第三者に譲渡したり担保 ...

契約の一般条項

契約の一般条項|日本独特のルール?「誠実協議条項」の意義を簡単解説

今回は、契約の一般条項ということで、誠実協議条項について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 誠実協議条項とは 誠実協議条項とは、契約書に書かれていない事態が起きたり、条文の解釈で揉めたりした場合に、当事者間で誠意をもって話し合い(協議)で解決する旨を約束する条項のことです。 国内取引においては、契約書の最後の方にお決まりのように規定されるこ ...

契約の一般条項

契約の一般条項|どの国の法律が適用?「準拠法条項」を解説

今回は、契約の一般条項ということで、準拠法条項について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 準拠法条項とは 準拠法条項とは、簡単にいうと、契約書の内容を解釈したり、万が一裁判など揉め事があったときに、どの国の(あるいはどの地域の)法律をルールとして使うかを決める条項のことです。 実際の契約書では、たとえば以下のようにシンプルに規定されることが ...

契約の一般条項

契約の一般条項|契約書外の主張を防ぐ「完全合意条項」を解説~「変更条項」もあわせてチェック

今回は、契約の一般条項ということで、完全合意条項(および変更条項)について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています 契約書を読んでいると、最後の方に、細かいルール(一般条項)がたくさん書かれていますよね。本記事では、そのうちのひとつである完全合意条項(Entire Agreement Clause)と、これに関連して、変更条項について解説していきます。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるもの ...

契約の一般条項

契約の一般条項|もし契約の一部が無効になったら?「分離可能性条項」を解説

今回は、契約の一般条項ということで、分離可能性条項について見てみたいと思います。 ※「契約の一般条項」というのは、ここでは、いろんな契約に共通してみられる条項、という意味で使っています 契約書を読んでいると、最後の方に、細かいルール(一般条項)がたくさん書かれていますよね。本記事は、その中でもよく見かける分離(可能性)条項(Severability Clause)について、解説していきます。 ではさっそく。なお、引用部分の太字、下線、改行などは管理人によるものです。 分離可能性条項とは 分離可能性条項とは ...