日記

焼山寺越え

Photo by Soyoung Han on Unsplash

やっと合格しました。

やってもやっても終わらない、耐えても耐えても結果が出ない、もうそろそろここでたどり着かないともうやばい、・・・それでも、また、だめ。

そういう日々を5年ぐらい過ごし、もう今年で20代もオワリだから、再度チャレンジをすることを決めた時の自分との約束どおり、今回だめなら企業の就職活動をするつもりだった。結果がどちらにせよ、今までの日々とはお別れするつもりだった。

試験一日目のときのような気持ちで掲示板の番号を探す。人だかりの頭のすき間から探す。自分のへんの番号がよく見えない。探す。見えない。探す。・・・あった。

最強に迷惑をかけた家族に一番に電話。何を話したかよく覚えていない。「今までごめん」と「ありがとう」を基本的に言っていた気がする。

たかが試験、されど試験。今日のことは一生忘れないのだろう。

***

そういうわけで、私は旧試験をそこそこの間やり、新試験も経験しました。

今はそういう世代の人が珍しくないとはいえ、今後こうした制度移行の過渡期を過ごした人はどんどん少なくなっていくでしょう。旧試験と新試験の両方を相互に対比しての意見というのは貴重なサンプルになるかと思います。

そこで、司法修習が始まるまでの間に、培ったそれぞれのノウハウなどを書き残しておきたいと思います。順不同になるかと思いますが、カテゴリで整理しようかなと。

大学入試のときは必死に勉強し結果も出したのに、入学後能天気に過ごしすぎてアホになり、全部なくなってしまった・・・ことの反省も踏まえて。

ちなみに、受験歴は次の通り。

平成17年度 旧司法試験

これが4度目の受験。 短答式 44点で初突破。 論文 B。

唯一出願していた母校ローに落ちて、行くところがなくなり実家に自主帰国。

あんなに勉強したのに受からない、あと3.5点ぐらいのところまでいったのに、

母校のローにも入れない、ことに精神的なショックを受け、荒む。

平成19年3月 別の法科大学院に入学

平成21年4月 同 卒業

平成21年5月 第4回新司法試験受験

平成21年9月 同 合格

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