弁護士の業務改革として「各種法律相談を無償化する」(正確にいうと、有料法律相談とは別に、いろいろなカテゴリで無料法律相談を設けていく)ということが増えているが…個人的には「業務改革」としての意味はないと思う。 意図しているところは、①市民にそういった活動をしていることを知ってもらうことによって弁護士会のプレゼンス(存在感)を高める、②相談の間口を広げることで個々の弁護士としても受任件数を増やしていく、というところだと思う。 しかし、先に無料化した類型の法律相談で、どういう結果になっているのかといった検証も ...