個人的見解だが,
弁護士のなかの「このひと優秀だな!」と思う人のなかに,しばしばもと新聞記者がいる。
司法修習の同じクラスでもいたし(いわゆるいい事務所に内定が決まっていた),
この間研修にいったとときの講師ももと新聞記者とのことだった。
なぜなのかなあ,と思って考えてみるに,新聞記者と弁護士には共通点があると思った。
それは,「一定の徴表を探し出してきて,それを基に物語を組み立てる」という点である。
つまり事実認定である。
それぞれの違いはあると思うが(新聞記者のそれはできる限り客観的・中立的に,弁護士のそれはより当事者の立場(主観)も反映して),いずれにせよ主観は入るのでそれは程度問題であって,根本的な仕組みは同じであると思う。
新聞記者をやっていた人は,ほかの専業司法修習生に比べると,修習の白表紙なんかも読むの早かったんじゃないだろうか,と思う。想像だが。