まさにひさびさの更新です。
完全に死に体ブログでしたけどまさかの更新です。
酔っ払った勢いで書いてます。
第1クールの記事から飛んでまさかの司法修習総括の記事ですけど、次期修習生の何かの役に立つこともあるかもしれないと思って書きます。
簡単に説明しておくと、司法修習というのは全部で
・刑事裁判(刑裁)
・検察
・刑事弁護(刑弁)
・民事裁判(民裁)
・民事弁護(民弁)
の5科目から成り立っています。
実際の司法修習のスケジュールは僕を例にとると
第1クール 刑事裁判
第2クール 弁護
第3クール 検察
第4クール 民事裁判
第5クール 選択修習
第6クール 集合修習@和光
という感じです。順番は班によって違います。
1クール2ヶ月なので計12ヶ月となります。弁護修習では民弁と刑弁は分かれていません(配属先の事務所で両方一緒にやる)。
で、振り返ってみて一番に何を思うかというと、「前期修習ほしかったな」ということです。
これから新第64期生には白表紙(←修習における教科書)がみっちり入った小っちゃい段ボール箱が送られてくるはずですが、司法修習開始までに全部読んでおこうという気には、正直なれない量です。
で、結局何もしないで第1クールを迎えることになるわけですが(←どうも♪僕です)、
そうすると
第1クールは何していいかよくわからなくて泡食ってる間に終わる、
という感じです。
というわけで、個人的にオススメする司法修習開始までの予習を以下に記します。
あくまで個人的な意見ですが、5科目全体の予習として
『民事訴訟実務の基礎』(弘文堂)
『刑事訴訟実務の基礎』(弘文堂)
の2冊を読んでおくことをオススメします。
なぜオススメするかというと、内容的に『民事訴訟実務の基礎』は民裁と民弁の合体版で、
『刑事訴訟実務の基礎』は刑裁と検察と刑弁の合体版なので、この2冊をやれば5科目全部を広く浅く予習したことになるからです。
また、受験時代と修習生時代で何が一番違うかって、「訴訟記録が主体になること」だと思うんですけど、この2冊には記録編がついているので、記録編を読むことによって「記録慣れ」することができるように思います。
これを個人的には「ひとり前期修習」と名付け、やっておけばよかったなと今から振り返ると思います。
ちなみに弘文堂のまわし者ではありません(笑)。
この「ひとり前期修習」に加えて、第1クールの白表紙を読んでおけば、修習開始までの準備として現実的かつ理想的なのではないかと思います。
こんな偉そうなこと言うとバチが当たりそうで怖いんですけど、司法修習開始前に何やっとけばいいのかということの参考になればと思って書いてみました。