旧司ノウハウ

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2020/7/28

旧司的ノウハウ⑤ー一読了解型答案ー

連載第5回。 一読了解型答案とは何か?何に気をつけて書けばそのようになるのか?   1.旧司法試験のノウハウ 一読了解型とはその名の通り、一回読んだだけで内容が頭に入ってくる答案のことです。読み手にとっては読むのが楽であり心証もよく、書き手にとっては読み返されるおそれが低くボロがばれにくい、という効用があるものです。 私は心証の問題というのは、 ・心証が良くても直接そこに点数がつくわけではないが、加点は素直になされ減点はされにくくなる ・心証が悪くても直接それで点数を引かれるわけではないが、加点 ...

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2020/7/28

旧司的ノウハウ④ー法的三段論法ー

連載第4回。法的三段論法について。   1.旧司法試験のノウハウ 法的三段論法が何かというと、大前提に小前提をあてはめて結論を出すというやつですよね。 大前提 人はいつか死ぬ ↓ 小前提 私は人である ↓ 結論  ゆえに私はいつか死ぬ なぜかこの縁起の悪い例が多い(昔から不思議)が、このように大前提、小前提、結論の三段になっているから三段論法なわけです。 これを法律の文章において書くとき、大前提はルールという抽象論、小前提は事実という具体論になるわけです。   書き慣れない時期に多い誤 ...

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2020/7/28

旧司的ノウハウ③ー論証及び論証パターンー

連載第3回。今回は論証の仕方と論証パターンとの付き合い方について。   1.旧司法試験のノウハウ (1)趣旨から書くこと 論証の仕方は、とにかく趣旨に遡って書くことです。すいません大したことなくて(汗)。 基本的に論点というのは条文にない問題か、条文にあるがはっきりしない問題(主として要件・効果について)だと思います。だから、初めて直面する法的問題について、「そもそもこれって何のためにあるんだっけ?」とか「そもそもこれって法的性質は何なんだったっけ?」ということに立ち返って、それから具体的問題に ...

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2020/7/28

旧司的ノウハウ②ー答案の流れと問題提起ー

連載第2回。今回は問題提起について。 1.旧司法試験のノウハウ 問題提起は4つのポイントを指摘しなければならない、という話があったのはご存知でしょうか? それは、①事案の問題の所在、②事案の問題提起、③法律上の問題の所在、④法律上の問題提起、の4つです。①・②は事案、③・④は論点、という風に大きく2つに分かれます。 問題提起は語尾を疑問形にすればいいってもんじゃないわけです。何が問題になっているのか(問題提起)、なぜそれが問題になるのか(問題の所在)、を書かないと答案において特に書く意味のない文章になって ...

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2020/7/28

旧司的ノウハウ①ーはじめにー

では、連載第1回。 受かったとたんにノウハウ的なことをひけらかし出すのは調子に乗っているから、というのもあるのでしょうが、ロースクールではそういう情報が不足しがちだとずっと思っていたからです。 どういうことかというと、ロースクールって脱・予備校が真の目的みたいなところがありますから、答案の書き方についてこうこうだ、というのは基本的に何となくやりづらい雰囲気が漂っているように感じます。その結果、答案を書く上での「型」みたいなものを聞かされる機会がなく、ロースクールに入って初めて勉強している人はものすごくキツ ...